最近、コロナウイルスが終息してきてマスクを外す機会が増えてきました。
今まで見せる機会が少なかった口元が気になってきますよね。
歯が白いとそれだけで清潔感があり、若々しく見えます。
ホワイトニングがどんなものか理解して、白い歯を手に入れましょう!
ホワイトニングって?
ホワイトニングとは、歯そのものを白くする施術です。
歯、本来の色よりも白くすることができます。
歯医者で行うクリーニングは、歯についたよごれ「ステイン」を落とすもので、自分の歯の色以上に白くなりません。
ステインがたくさんついてる方は、ステインを落としたら歯が白くなった!とクリーニングで満足されるケースもあります。
歯医者で行うホワイトニングは、歯科医師、歯科衛生士のみが使用できる高濃度の薬剤を使います。
ホワイトニングには3種類ある
ホワイトニングは、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、エステのホワイトニングの
3種類があります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院(オフィス)で行うホワイトニングです。
歯科医師か歯科衛生士の免許を持つ者だけが行うことができる施術になります。
高濃度の薬液を使用し、特殊な光を当てて行います。
光を当てることにより、高濃度の薬剤の効果を高め短期間で白くすることが可能です。
白くなる速度に個人差がありますが、1〜3回の通院で白くすることができます。
短期間で白くしたい。自分で行うのが難しい方におすすめの施術です。
- メリット 短期間で白くなる
- デメリット 歯科医院に通わなければいけない 後戻りしやすい
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、家(ホーム)で自分専用のマウスピースに薬液を入れて、行うホワイトニングです。
まずは、歯科医院で型取りを行い自分専用のマウスピースの作製を行います。
使用方法や注意事項などの説明を受けてから、マウスピースと薬液を受け取り、
家でマウスピースに薬剤を入れて行う方法です。
個人差はありますが、二週間程度で白さを実感することができます。
また、オフィスホワイトニングより時間をかけて白くする分、後戻りしにくいのが特徴です。
忙しくて歯医者に通う時間がない方にもおすすめな方法になります。
- メリット 後戻りしにくい 家で行うことができる
- デメリット 白くなるのに時間がかかる 家で継続して行う必要がある
エステのホワイトニング
着色などの歯の表面に着いている色であれば、エステのホワイトニングでも歯を白くすることはできます。
しかし歯本来の色以上に白くすることはできません。
歯そのものの色を白くできる薬剤(過酸化水素、過酸化尿素)は、歯科医院でしか使用できないためです。
価格は歯医者に比べると、エステや美容専門店のものはずっと安価になります。
歯そのものの色は白くはなりませんが、着色などの表面の色は落ちますし、値段もお手頃です。
自分の悩みに合わせて考えてみてください。
- メリット 費用が安い
- デメリット 歯本来の白さ以上に白くはならない。
どうして白くなるの?
ホワイトニングの成分として使われている医薬品
過酸化水素、過酸化尿素は、
歯の中にある色素を分解し、歯の本来の色も白くする「ブリーチング効果」
エナメル質の表層の構造を変化させることによって、光の乱反射を起こし、エナメル質を曇りガラスのように白く見せる「マスキング効果」
この2つの効果により、歯が白くなります。
副作用は?
副作用として、知覚過敏や歯肉の炎症が起こる場合があります。
知覚過敏とは冷たいもので歯がしみるといった症状です。
知覚過敏の症状はほとんどの場合、一過性で24〜48時間程度でなくなります。
ホワイトニングの薬剤は歯肉や粘膜に付着すると炎症を起こすことがあります。
ホームホワイトニングの場合、使用方法や使用量を必ず守ることが大切です。
歯肉が炎症してしまった場合、2. 3日でおさまりますが、その間ハブラシは優しく当てるようにしましょう。
もし症状が続く場合は、歯科医院に相談するようにしてください。
どんな人でもできる?
ホワイトニングは全ての人にできるわけではありません。
できない人、できない歯、治療を行えばできる場合があります。
歯科医院でカウンセリングやお口の中のチェックをしてもらってから行うようにしましょう。
ホワイトニングできない歯
1.むし歯
虫歯がある場合は、虫歯の治療が終わってからホワイトニングを受けるようにしましょう。
虫歯は歯が溶けて歯に穴があいている状態です。その状態で薬剤を使用すると、痛みが出たり歯を痛める可能性があります。
2.歯のつけ根が削れている(くさび状欠損)
歯のつけ根が削れている状態とは、歯と歯茎の境目の歯が削れている、または歯茎が下がった影響で、歯の表面のエナメル質がない状態になっている状態です。
削れている状態にもよりますが、大きく削れていたり、しみる症状がある場合は治療をしてからホワイトニングを受けるようにしましょう。
3.歯の噛む面が削れている(咬耗)
食いしばりや歯ぎしりなどが原因で、歯の噛む面(咬合面)のエナメル質が削れていることがあります。その場合、歯の表面のエナメル質が薄かったりなくなっている場合があります。
エナメル質が薄かったりなくなっている状態は、歯の神経に刺激が伝わりやすくなりますので、ホワイトニングをしても大丈夫かみてもらってから行うようにしましょう。しみる症状がある場合は症状が落ち着いてから、もしくはホワイトニングは控えた方が良い場合があります。
4.歯にヒビが入っている
歯にヒビが入っている場合、ホワイトニングを行うと薬剤が歯の神経まで浸透してしまい、しみたり強い痛みが出てしまう可能性があります。ホワイトニングは控えた方がいいでしょう。
4.歯にヒビが入っている
歯にヒビが入っている場合、ホワイトニングを行うと薬剤が歯の神経まで浸透してしまい、しみたり強い痛みが出てしまう可能性があります。ホワイトニングは控えた方がいいでしょう。
5.被せ物をしている歯
つめもの、被せ物があってもホワイトニングはできますが、
つめもの、被せもの部分は白くなりません。
ホワイトニングできない人
無カタラーゼ症
無カタラーゼ症は、過酸化水素を分解する力(カタラーゼ)を持っていない先天性の病気です。
過酸化水素は誤って少量飲み込んでしまっても、健康な方は問題はありません。
ですが、無カタラーゼ症の方は過酸化水素を分解する力を持っていないため、
口腔内壊死など危険な症状を招く恐れがあります。
そのため無カタラーゼ症の方は、ホワイトニングは絶対禁忌になります。
妊娠中、授乳期の女性
妊娠中のホワイトニングは控えた方がいいとされています。
ホワイトニングで使用される薬剤、過酸化水素と過酸化尿素は胎児への影響を及ぼす可能性があります。妊娠中だけでなく授乳中も乳児に影響を及ぼす可能性があるため、控えた方がいいでしょう。
18 歳未満の方
18歳未満の歯は、人によってはまだ成長過程のため、ホワイトニングはおすすめしません。
歯の内部に浸透する強い薬剤はエナメル質が完成されてからがいいとされています。
まずは歯のクリーニングを受けて外側についている着色などの色を落としてみるのがいいでしょう。
エステのホワイトニングであれば受けても問題はありません。
重度の歯肉炎、歯周炎の方
歯周病がある場合、歯茎に炎症を起こしてしまったり、痛みを起こす可能性があります。
ホワイトニングを受けるのは歯周病治療が終わってからにするなど、歯医者の先生と相談してからホワイトニングを受けるようにしましょう。
知覚過敏症の方
知覚過敏は、歯の表面にあるエナメル質が削れてしまっていたり、歯茎が下がって神経に刺激が伝わりやすくなって、歯がしみている状態です。
知覚過敏は、歯の表面にあるエナメル質が削れてしまっていたり、歯茎が下がって神経に刺激が伝わりやすくなって、歯がしみている状態です。
その状態でホワイトニングをすると、ただでさえ日常生活で歯がしみているのに、それ以上にしみたり強い痛みが出る可能性がありますので知覚過敏の方は、ホワイトニングは避けたほうがいいでしょう。
まとめ
白い歯は清潔感があって、見た目の印象も良くなります。
歯科医院でのホワイトニングは保険ではなく、自費診療になりますので、
行なっていないところもあります。料金もさまざまです。
歯科医院でのホワイトニングを考えている方は、まず歯科医院に電話で相談するか、
治療や検診のときなどに相談してみてください。