無添加とは?選ぶメリット・デメリット。見分け方を解説!

美に関すること

この記事を読んでいる方は、健康を意識していて食事を気にしているから無添加についてもっと詳しく知りたいと思っているのではないでしょうか?

色んな美味しいものが簡単に手に入る現代だからこそ、カラダのことも考えて安心して食事を楽しみたいですよね。

無添加の食品を見分けられるようになれば、安心して食品を選べるようになりますよ。

この記事では、無添加食品の見分け方や選ぶメリットデメリットについて解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

無添加食品とは?

本来の無添加食品とは、食品添加物が、原材料の産地から最終加工食品完成までの全工程において、一切使用されていないことをいいます。

けれど実際は、そうでないものも無添加と呼ばれています。

本来の無添加とは異なる無添加も存在しますので、一つずつみていきます。

3つの無添加

実は無添加には3つ種類があります。

  1. 一部無添加

無添加とパッケージに記載されていても、一部の保存料だけが無添加で他の添加物は使用されているもの。

  1. 完全無添加

添加物を一切使用していないもの

  1. 無添加の表示義務なしのため記載していないもの

添加物が使用されていても表示義務のないもの

表示義務がないものには、3つ種類があり、加工助剤キャリーオーバー栄養強化剤があります。

それぞれどんなものかみていきましょう。

加工助剤

最終的に食品として完成する前に除去されるものや、食品中に通常は存在する成分に変えられ成分量が変わらないもの。最終食品中に、ごくわずかしか存在せず、その食品に影響を及ぼさないもの。

例:プロセスチーズ製造時に炭酸水素ナトリウムを使用しても加熱処理の段階で分解され、最終食品への残量はごくわずかとなる。

キャリーオーバー

食品の原材料の製造の過程で使用されたもので、その食品には使用されない添加物であり、最終食品中では微量なり、添加物そのものの効果を示さない場合をキャリーオーバーといいます。

例:おせんべいが作られる過程で「しょうゆ」を使用し、このしょうゆに保存料が添加されていても、出来上がった際に保存料が残らず、その効果がないことからキャリーオーバーとなる。

栄養強化剤

食品の栄養成分の強化の目的で足した添加物のこと。

ビタミン類、ミネラル、アミノ酸類がある。

無添加食品を選ぶメリット・デメリット

無添加食品を選ぶメリット

  1. 栄養や美容に良い影響がある

人によっては、添加物がアレルギーや過敏症の原因になっていることがあるのです。

添加物は腸内環境に悪影響を与えるものもあります。

腸内環境が良くなると、免疫力アップ、アレルギーの改善、肌荒れの改善などの効果があるといわれています。

無添加食品を選ぶことはカラダにとってはいいことばかりです。

  1. 素材本来の味を美味しく感じるようになる

化学調味料ばかり食べていると、薄い味つけで満足できなくなります。

ですが無添加の食品を摂っていると、舌から脳に伝わる味覚が正常になり、素材本来の味が分かるようになってくるでしょう。

  1. 環境に配慮した生活ができるようになる

無添加の食品を摂ろうとすると、生産者や生産過程を考えたり調べたりする機会が増えるようになるでしょう。

そうすると、今までより環境などに配慮した生活が自然とできるようになっていきます。

無添加食品を選ぶデメリット

  1. お金がかかる

添加物が入っているものと、入っていないものを比べると圧倒的に添加物が入っていないものの方が価格が高くなります。

  1. 消費期限が短い

保存料などを使用しないので、消費期限が短いものが多いです。

保存料は、腐敗や劣化を防いでくれます。

今までまとめ買いをしていた方は腐らせないように注意が必要です。

  1. 食品を探すのが大変

無添加のものにこだわると、物によってはオーガニック系のスーパーや、ネットでないと手に入らないものもあります。

季節の限定品、新商品、安売りを普段の買い物で楽しんでいる方は、それらを楽しめないのもデメリットになります。

無添加食品の見分け方

無添加表示にはルールがある

無添加に関する表記について、以前は明確なルールがありませんでした。

2022年4月以降は、「無添加」というワードは、食品包装への表記が禁止されています

現在、食品添加物の不使用表示が違反とされる可能性がある例は、以下の10の類型に分類されています。

類型1:単なる「無添加」の表示
類型2:食品表示基準に規定されていない用語を使用した表示
類型3:食品添加物の使用が法令で認められていない食品への表示
類型4:同一機能・類似機能を持つ食品添加物を使用した食品への表示
類型5:同一機能・類似機能を持つ原材料を使用した食品への表示
類型6:健康、安全と関連付ける表示
類型7:健康、安全以外と関連付ける表示
類型8:食品添加物の使用が予期されていない食品への表示
類型9:加工助剤、キャリーオーバーとして使用されている(又は使用されていないことが確認できない)食品への表示
類型10:過度に強調された表示

引用:食品添加物の不使用表示に関するガイドライン

このような明確なルールによって、消費者は、一目で無添加の定義が分かるようになりました。

原材料を確認する/(スラッシュ)以降をみる

原材料名は、使用量の多い物から順番に記載されています。

添加物欄がある原材料ラベルもありますが、ないものは「/」以降が添加物の表示です。

「/」以降の記載も場合は、添加物不使用の無添加になります。

まとめ

安くて美味しいものがすぐに手に入る現代だからこそ、自分のカラダに入るものは自分で選択して、いつまでも美しく健康でいたいものです。

いつも何気なく食べているものに何が入っているのか?

まずは原材料ラベルをチェックすることから始めてみてはいかがでしょう。

今回紹介した情報を元に、ぜひ無添加を生活に取り入れてみてください。

タイトルとURLをコピーしました