寝ているとき口あいてない?マウステープで睡眠の質を高めよう!

美に関すること

朝起きると喉が痛かったり、寝たのに疲れが残っていることありませんか?

もしかしたら、それは寝てるときに口があいているせいかもしれません。

寝ているときに口があいていると、睡眠の質が低下してカラダに様々な悪影響を及ぼします。

口があいているとどんな悪影響があるのか?
マウステープで質の良い睡眠を手に入れる方法について紹介していきます。

どうして就寝中の口呼吸は良くないの?

ヒトはそもそも口で息をするようにできていない

人のカラダは本来、鼻で呼吸するようにできています。

哺乳動物はみな鼻で呼吸をしているって知っていますか?
生まれたばかりの赤ちゃんも鼻で呼吸しているのです。

口は呼吸器官ではないのですが、人は進化の過程で話せるようになったことによって
口でも呼吸することができるようになったといわれています。

口呼吸が良くない理由

口で息をしていると、様々な悪影響が起こります。

鼻にはフィルターがついていて、外気からの細菌・ウイルスを除去してくれる働きがあります。
鼻から入った空気は鼻腔の中を通るとき、適切な湿度、温度に調整されて、細菌・ウイルスも除去されます。
そしてキレイな加湿された空気が気管から肺に入るようになっているのです。

一方で口からの呼吸は、細菌やウイルスまみれの空気が喉にあたって、冷たいままの乾燥した空気が、気管から肺に入ってしまいます。

冷たい乾燥した空気は、肺や気管、喉にも負担になり、口の中も乾燥します。
口の中の乾燥は細菌が繁殖しやすく、お口の中のトラブルのもとです。

口呼吸による悪影響 6つ

では、口呼吸をしていると体にどんな悪影響が出るのでしょうか。

1.風邪をひきやすくなる

口で呼吸をしていると、風邪をひきやすくなります。
鼻は、細菌やウイルスなどを除去してくれるフィルターの機能を備えているのです。
鼻からの呼吸では、フィルターを通った後に肺に空気が入ります。
一方で口からの呼吸では、細菌やウイルスがそのままの空気が喉に当たり肺に入るのです。
風邪をひきやすいという方は、口呼吸になっていないかチェックしてみてください。

最近はお子さんでも、いつでも口があいている「ポカン口」の子を良く見かけます。
「ポカン口」とは、口が少し常にあいている、またはぼーっとしてる時に口があいている人のことです。
風邪を引きやすいお子さんは「ポカン口」になっていないか確認してみてください。

2.むし歯や歯周病になりやすくなる

唾液には口の中の環境を良くしてくれる働きがあります。
口の中の汚れを洗い流してくれたり、酸を中和してくれるのです。
口呼吸をしていると口の中が乾燥して、唾液の作用が正常に働かなくなり、
むし歯や歯周病になりやすい環境になってしまいます。

3.口臭

口の中で細菌が繁殖すると口臭の原因になります。
口で呼吸をしていると口の中が乾燥して、細菌が繁殖しやすい環境になるのです。
細菌が増えると、むし歯や歯周病になりやすく口臭の原因になります。

4.口が乾きやすい

普段から口が乾きやすいという方は、口で呼吸をしている可能性があります。
口で息をしていると、つねに口に空気が入ってくるので口の中の水分が蒸発し、
粘膜や舌も乾燥するのです。
ひどくなると口の中がネバネバする、ピリピリするといった症状があります。

5.顔貌が変わる

顔貌や歯並びにも影響します。
口で呼吸していると、顔貌は面長になってしまうこともあるのです。
周りの筋肉のバランスが崩れて、左右非対称の顔や、歯並びにも影響を及ぼします。

6.いびき

いびきをかくほとんどの人が、口をあけて口呼吸で寝ています。
睡眠中は起きているときよりも、気道が狭くなります。
口があいていると舌が落ちこみ、舌に気道が塞がれてしまい、さらに気道が狭くまってしまうのです。
狭い気道に口からたくさん空気を入れようとして、粘膜が振動していびきを生じます。

マウステープの効果

マウステープを口に貼って寝ることによって、口呼吸から鼻呼吸を促すことができます。
寝ているとき口呼吸から鼻呼吸になるとどんな効果があるのかみていきます。

  1. いびきがなくなる
    寝ているときに口があいていると、舌が落ち込み、気道を塞いでしまいます。
    ですがマウステープで口を塞ぐことによって、舌が落ちなくなるのです。
    さらに鼻での呼吸は、口での呼吸よりも取り込む空気の量が少ないので、
    粘膜の振動を抑えることができ、いびきの改善に繋がります。
  2. 夜間頻尿がなくなる
    本来は眠っているとき、副交感神経(リラックスしている状態)が優位になり、
    尿意を感じにくい状態です。
    けれど口呼吸だと交感神経(日中の活動的な状態)が優位な状態になるため、睡眠中も尿意を感じやすくなります。
    鼻呼吸になることによって、本来の副交感神経が優位な状態になり、
    夜中に目が覚めてトイレに行く回数が少なくなるでしょう。
  3. 朝までぐっすり眠れる
    就寝中に正しい呼吸ができると、睡眠ホルモンが分泌されます。
    さらに副交感神経が優位な状態になることによって、深い眠りにつけて朝までぐっすり眠れるようになるのです。
  4. ダイエット効果
    口呼吸はカラダ全体に酸素を届けにくい状態になります。
    酸素が不足すると基礎代謝が低下。
    鼻呼吸になることによって代謝がアップし、今までより痩せやすくなるでしょう。
  5. 美肌効果
    鼻呼吸になると、睡眠の質が上がります。
    すると、睡眠ホルモンである「メラトニン」が分泌。
    メラトニンは抗酸化作用があり、老化を進ませる活性酸素を抑えるのです。
    質の良い睡眠をとることによって、睡眠ホルモンで美肌効果も期待できます。

マウステープの種類と使い方

マウステープの種類

マウステープは専用のものも売っていますが、専用のものでなくても大丈夫です。
セロテープやマスキングテープを使用している人も。

初心者におすすめなのは、医療用のサージカルテープです。

肌が弱い方には、敏感肌用のものもあります。

サージカルテープであれば100均でも手に入りますし、
500円以内で手に入るものがほとんどで、毎日使ってもしばらく持ちます。

口から息ができないのは心配という方は、まずは起きているうちに試してみるのがおすすめ。
寝る2時間前から貼って慣らしてみて、大丈夫そうであれば行ってみてください。

マウステープの使い方

マウステープの貼り方をご紹介します。

  1. サージカルテープを5センチ程に切ります。
  2. 口をそっと閉じます。(そっと上唇と下唇が触れる程度。ぎゅっと閉じない。)
  3. 鼻の下から上唇と下唇を塞ぐように縦にテープを貼ります。

縦に貼ることによって、全て口を塞ぐわけではないので、テープの横から息をすることもできますし、くしゃみもできます。

けれど重度のアレルギーや鼻炎、風邪などで鼻が両方つまっている場合は控えた方がいいです。
鼻は片方通っていれば大丈夫と言われていますが、心配な方は鼻が通るようになってから行うか、
使用しても大丈夫か一度病院で相談してから行うようにしましょう。

まとめ

マウステープを使うことはいいことばかりです。
しかも安価でどこでも手に入り、使い方もテープを口に貼るだけでとっても簡単。

マウステープで口呼吸から鼻呼吸に促すことによって、カラダ本来の呼吸の仕方を取り戻し
ぐっすり眠れるようになります。

質の高い睡眠をとることによって、朝スッキリ目覚めることも
その日のパフォーマンス向上や体調にも繋がりますよ。

いいことばかりのマウステープ、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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